【展望】菊花賞(GⅠ)

2018年10月21日(日)京都競馬場菊花賞(GⅠ)がおこなわれます。

特別登録馬は以下のようになっています。netkeibaのページはこちらから。

 

馬名 性齢 負担重量 予定騎手 厩舎
アイトーン 牡3 57 国分恭 五十嵐
アフリカンゴールド 牡3 57 松若 西園
エタリオウ 牡3 57 Mデムー 友道
エポカドーロ 牡3 57 戸崎圭 藤原英
オウケンムーン 牡3 57 北村宏 国枝
カフジバンガード 牡3 57 松元
グレイル 牡3 57 岩田 野中
グローリーヴェイズ 牡3 57 福永 尾関
グロンディオーズ 牡3 57 モレイラ 田村
コズミックフォース 牡3 57 浜中 国枝
ゴールドフラッグ 牡3 57 横山典 須貝
シャルドネゴールド 牡3 57 藤岡康 池江
ジェネラーレウーノ 牡3 57 田辺 矢野
ステイフーリッシュ 牡3 57 藤岡佑 矢作
タイムフライヤー 牡3 57 和田 松田
ドンアルゴス 牡3 57 ○○ 庄野
フィエールマン 牡3 57 ルメール 手塚
ブラストワンピース 牡3 57 池添 大竹
メイショウテッコン 牡3 57 松山 高橋忠
ユーキャンスマイル 牡3 57 武豊 友道

ぱっと見た感じどれが1番人気になるのかわかりませんね笑

とりあえず有力どころを見ていきましょう。

実績的にはエポカドーロが一枚上でしょう。皐月賞を制し、ダービーも2着と好走しました。しかし、前哨戦となる神戸新聞杯では出遅れもあり4着、これによって多少人気を落とすことになるかもしれません。血統はオルフェーヴルフォーティナイナーというもので、3000mはこなせなくはない気がします。

その神戸新聞杯で今回出走しないワグネリアンの2着になったのがエタリオウです。8戦して1勝2着5回と勝ち味に遅いところがありますが、堅実な末脚が武器です。母系はスタミナ血統ではありませんが父はステイゴールドなので距離も大丈夫でしょう。近年は菊花賞もスタミナよりもスピードが大事になっている感じがあるので、血統もあまり大きな要素にならないかもしれませんが。

ジェネラーレウーノはセントライト記念1着からの参戦です。この馬はダービー以外は全て馬券に絡む成績で、なんだかキタサンブラックと少し被るようなイメージの馬です。先行して粘る競馬をしますが、やはり競馬は先行有利という絶対的真理のあるスポーツ、なかなか不気味です。スクリーンヒーローロックオブジブラルタルという血統。

もしかしたら1番人気かもしれないブラストワンピースは新潟記念からの参戦という珍しいローテーションを組んできました。なかなか続けて競馬を使えない馬らしいので、間隔を開ける意味もあったようです。530kgほどの雄大な馬体の持ち主で、脚質には幅があります。血統的にはハービンジャーキングカメハメハ、ダービーでは5着でしたが、三冠レース最後の一つを取れるか見物です。

グローリーヴェイズは夏に準オープンの佐渡ステークスを勝ってここへ参戦です。未だ重賞制覇はありませんが、3歳夏に準オープンを楽勝するのはなかなか大変なことなので、この馬をどう評価するかは、レース全体の評価にも関わってきそうです。ディープインパクトスウェプトオーヴァーボードという血統で、血統表の上で見ればどちらかと言えばスピードタイプの血統でしょうか。

なんだか名前の被るグロンディオーズは1000万下信濃川特別を勝利しての参戦です。信濃川特別は去年の勝ち馬キセキが、菊花賞を制しています。ただしキセキは神戸新聞杯を叩いての参戦で、グロンディオーズは直行となります。それでも4戦3勝で底を見せてないあたり不気味です。ルーラーシップサンデーサイレンスという血統。

神戸新聞杯で3着だったメイショウテッコンもそれなりに人気するでしょう。白百合ステークスラジオNIKKEI賞と連勝し、前走は神戸新聞杯で3着でした。やはり先行できる脚質は魅力です。マンハッタンカフェにレモンドロップキッドという血統で、距離は大丈夫でしょう。

これ以外にも1000万下を勝ち上がってきたカフジバンガート、ユーキャンスマイル、アフリカンゴールド、準オープン2着のシャルドネゴールドもいますし、ラジオNIKKEI賞2着のフィエールマンは素質を高く評価されている一頭です。忘れられたGⅠ馬タイムフライヤー、菊花賞オウケンブルースリ産駒で共同通信杯馬オウケンムーン、京都新聞杯馬ステイフーリッシュ、ダービー3着馬コズミックフォースなど、抜けた馬のいない今回の菊花賞は混戦模様ですね。これから枠順確定するとまた評価のしようも変わってくるかと思います。今から菊花賞、楽しみですね。